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貨車コレクション
カ3000

2021年丑年ということで、家畜車の登場です。実車は昭和29・30年に製造され、前クラスのカ2000の走り装置は1段リンク式ですが、こちらは当初から2段リンク式でした。後にカ2000も2段リンク化改造により、本クラスに編入されました。家畜車という分類ですが、一般には牛の輸送に使用され、馬は有蓋車で、豚や羊は豚積車で運ばれたようです。しかし、生きた家畜を運ぶことも次第に少なくなり、昭和52年には全廃されました。
模型はアダチのキットをベースに組みました。車体関係は殆ど素組ですが、例によって床下機器関係はエコーの部品で多少のディテールアップをしております。屋根は牛を載せるなどの工作がありますので、マグネットを使って脱着式にしております。さて、資料によって牛の積載頭数が異なり、12~15頭が一般的に言われていますが、実際に載せてみますと、どう頑張っても8頭がよいところでした。床には敷き藁を敷いて、車体裾からは藁をはみ出させてみましたが、汚物が飛散するのを防止する為、下部の隙間を塞いだ車もあったようです。
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作例では7頭積んだ。4頭は高価なプライザー製、3頭は東急ハンズで求めた安価なシリコン製のを塗装し直した物。一緒にしても殆ど見分けが付かない。プライザーのは1/87であるので、実際よりは小ぶりの筈だが、7頭でもご覧の通り。12頭なんてとてもとても・・。

自宅の近所の牧場の牛(田舎ということがばれてしまうが)。良く観察すると模様が様々である。
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