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道外禁止の部屋 セキ3000

セキ3000は、セキ1000の後継として昭和26年から製作された石炭車です。セキ1000と構造は殆ど同じですが、各部に溶接を多用しており、台車もTR20からベッテンドルフ式のTR41に変更されております。積車では、最高速度55km/h制限されており、その鈍足が問題となっていましたので、これを解消するために台車のバネを交換し、積車でも65km/hを許容したのが、セキ6000です。
作例では、アダチのセキ3000を組立ました。セキ6000でも「ガンガン叩き」による、ハンマーの打痕を表現しましたが、プラキット加工の為、出来は今一つでしたので、今回は真鍮でよりリアルな表現になるように加工してみました。


左の写真は、釘の先端を少し丸めて、ハンマーで叩いて打痕を付けたものです。t0.3の真鍮板ですので、もう少し薄い板を使用した方が良かったかも知れません。炭箱の裏側には、補強材があり、その部分は凹みませんので、右の写真のように1mmの角線を取付ております。苦労した割には思ったほどの出来栄えにはならず、表現方法は今後の課題です。ただ、蒸機時代にはそれほど極端に傷んでいる車体は、あまり見受けられませんでしたので、こんな感じでも良かったかも知れません。
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