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 タキ44000

以前、札幌鉄道模型クラブのNさんからKATOのタキ43000を頂きました。これを、タキ44000に改造しようと思い立ち、タンク体を切断したところまでは良いのですが、これを塩浸けして経つこと数年。これではいかんと意を決しました。タキ44000はタキ43000の石油類専用車バージョンで、加熱装置が有るため、その分容積が少なくなっています。中央円筒部が1155mm・両端テーパー部左右それぞれ130mm短くなっています。

両形式は昭和42年に石油基地の拠点間集約輸送のため誕生した形式です。運用区間を限定し、軸重を15tとしました。これにより、積載効率の高い異形胴タンク体と相まって荷重43tを実現しました。塗色はイメージアップの為、青15号が採用されたのでした。

 北海道でも、この石油輸送列車が設定されることになり、北海道向けのタキ43500~514・タキ44500~506が昭和43年に製作されましたが、後に北海道向けも本州と同様の100番台に統一されることになりました。全て日本オイルターミナル株式会社の所有車で、新札幌駅(後の札幌貨物ターミナル駅)常備です。


 

さて、この状態で数年放置。すでに中央胴部は切詰められている。両端をそれぞれ7,5mm程カットしてある。先にも記したが、両端部も1mm強短縮しなければならないが、大工事になるので省略。

まずタンク体を完成させる。接合部に隙間が出来た所は、パテで埋めた。また、溶接跡を削らないように慎重に作業を進める。やむを得ず削った部分は延ばしランナーを接着し、溶接跡を再生した。また、2か所ある安全弁を1つ撤去して、標記も削り取った。

ランボードと手摺を切り詰める。

ランボードに切り継痕が出るので、エコーの網目板でカバーする。手摺も切断するので、0,2×0,5mmの真鍮板で裏打ち補強をした。手摺の内側が平らなので好都合。この部材は軟質プラなので、専用プライマーで処理した上、瞬間接着剤で接着した。

 

タキ44000の特徴である点検口と蒸気供給配管。横引配管はトミックスのタキ3000に入っていたパーツを使い、バルブハンドルはニワのロストを奢った。
鏡板の手摺も燐青銅線に取り替え。

 

車輪の4ツ穴を開けた。厚みがあるので、穴あけは割と大変だ。右は穴開けジグ。

加熱管・点検口周りのディテール。手摺がやはり太い。

 

ウェザリングは、蒸機牽引時代の設定なので、少し煤汚れを表現してみた。これが本州の電化区間では、パンタシューの錆汚れになるのか。