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 道外禁止の部屋 セキ1000(後期形)
 

 

戦前に製作された30t積みの石炭車でセキ3000形と共に主に道内で使用されました。一見セキ3000と見紛いますが、相違点を幾つか挙げると、①鋲接の車体、②菱枠のTR20台車、③妻板に三角形の開口部、④ブレーキ装置はシリンダー部と空気溜が一体になったKC形(セキ3000はこれらが分離しているKD形)となっているのが目立つ点でしょうか。特に③は、冬季に寒気が通り炭箱底が凍結するのを少しでも防止するのを防ぐ意味でセキ3000からは廃止されたとのことですが、ここの三角穴が最大のチャームポイントです。
 

セキ1000もセキ3000と同様に昭和42年頃、電化保安対策で妻のハンドルが下げられる改造が施工され、さらに43・10ではロ車指定となり、「道外禁止」表記と黄帯が巻かれ、晩年のお馴染みの姿となりました。
 
模型はアダチのキットを加工しました。主な加工箇所を挙げてみますと、

a 炭箱上端部折り曲げが甘いので折り曲げ部を切断の上、裏面から1×2ア   

  ングル材を取付後、リベット付の帯材を半田付し補強部を表現した。

b 手摺穴をパイプで穴埋めして0.3φ洋白線にて手摺を取付。

c 妻面のディテールアップ。大径のブレーキハンドルの取付、これらに付随す 
  るステップ、手摺の増設、そしてキットに付属していた側扉の開閉ギアー
  ケースの厚みが薄いので、2mm厚板から切り出して加工した。

d 側扉のヒンジの表現をした。帯板に平行に真鍮線を半田付けし、所定の長
  さに切断した小片を車体に取り付け。

e 
バーコード(セキ6000の項参照)表示板の取り付け。

現在はプラのセキが主流ですが、ブラスで組立てたものもなかなか味があります。何十輌という編成全て真鍮製という訳にはいきませんが、数輌こだわって作るというのも好いものです。

さて、昭和45年2月末現在の在籍数を調べてみると、セキ1000が1,287輌、セキ3000が2,047輌、セキ6000が639輌、セキ合計3,973輌です。この割合ですと、セキ4輌に1輌強はセキ1000だということになります。もしこの年代設定でセキ編成を組むとなると、たくさんのセキ1000が必要となるので、どこかプラで出してくれないでしょうか。