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スハフ32(附:編成例)

スハ32系客車は私の好きな客車のひとつです。戦前の良い時期に製造された客車ですので、しっかりと作られた感があり、晩年まで状態は悪くなかったと思います。狭い窓がずらりと並び、戦前の優等客車の面影を残しています。実を言うと、幼いころはこの客車は好きではありませんでした。なぜかというと、ボックスに座った時、窓の中柱が邪魔で、外の景色が遮られるのと、一列の白熱灯が暗く、そして何層にもワニスが塗り重ねられ、古色蒼然とした車内が鬱陶しく感じたのです。

それが、中学、高校になるとこの客車の味わいの深さが、わかるようになってきました。この頃には、札幌に一人で出かけることが多くなり、岩見沢からよく、この客車に乗っていったものです。※確か9:50位の発車で、この駅で3~4輌後尾に増結しました。これがスハ32系でした。多分、岩見沢所属の付属編成であったのでしょう。旭川方面から荷物車が、3輌位機関車の次位についていましたから、荷レだったかも。

列車がホームに着くと間もなく、DE10が増結車を咥えて後尾から近づいてきます。連結作業が完了し、暖房ホースが繋がれ、牽引機ED76からのスチームが送気されると、バチンバチン・・とスチームハンマーの音が車内に響きます。しばらくして発車。広大な岩見沢構内の幾つかのポイントを渡って、列車は加速します。操車場の横を通過し、ほぼ最高速度に達しますと、塗膜にヒビの入った天井がギシギシと軋むのです・・・。

模型は、谷川のキットを組み立てたものです。もう20年ほど前の作品で、不満だらけですが、当時としてはかなり気合を入れて作ったものです。旧客はドアを開け放って走っているイメージが強いので、4か所ともドアを解放しております。床下機器、配管は、ほぼ表現しておりますが、電池箱の位置が高過ぎますね。しかしこの車輛、カーブでの原因不明の脱線事故が相次ぎ長らく休車。仲間からは「直線専用車」と揶揄されておりましたが、つい最近、暖房配管が車輪のフランジにわずか支障していることが判明、これを手直ししたところ、めでたく一線復帰しました。


※122列車、旭川06:12発小樽経由函館行き普通列車で、岩見沢発は8:53発札幌着9:53きっかり一時間かけて走っていた。
 (昭和53年10月現在。)

 

832レは8輌ずらりと32系が連なる見事な編成美。

今度は逆に、郵便・荷物車有り、32系・35系・60系とバラエティー豊かな編成。

良く写真で見る釧網線のこじんまりとした編成。C58に牽かせて、模型で再現したくなります。

昭和45年10月当時の編成例です。